食事をすれば頭痛が治る?
頭痛というものは「脳」が痛くなるわけではありません。頭の中の「血管」の膨張などで発生するものです。ですから、さまざまな原因で発生したり、治ったりするものなのです。
原因が不明の頭痛、休日なのになんだか頭が痛いということも起こるものです。直接の原因はさまざまです。一週間の疲れが取れないであるとか、「寝過ぎ」であるとか、その理由は多々考えられるものです。ただ、なんとなく頭が痛い、なんとなく頭が重いというだけでは、なかなか薬を服用するのも気が引けるというものです。体調が悪いわけではないので、できれば自然に治したいということもあるでしょう。
医薬品に頼るということは必要なことかもしれません。私たちは日々さまざまな身体の状態を引き起こすものですが、それらが自然に治癒することを悠長に待っていられないときもあります。ただ、医薬品の成分として「眠くなってしまう」という事も大いに考えられますから、むやみに乱用するわけにもいかないのです。仕事中などに眠くなってしまうと集中力が低下しますし、さらには他の薬も服用している状態であれば、「飲み合わせ」をしっかりと意識する必要があります。薬によっては特定の組み合わせで致命的な症状を引き起こしてしまうこともあるからです。
休日に、しかも他にはなんの問題もないのにただ頭が痛いということになってしまうと、せっかくの休みが台無しです。休日だから休んでしまえばいいのですが、ダラダラした休日を送ってしまい、すぐにまた次のウィークデイがやってくるとなると、自分は働くためだけに生きているのかとさらに頭が痛くなるものです。あまりにもその時の頭痛がひどいということであれば、もちろん頭痛薬を服用してみてもいいでしょう。ただ、生活のリズムが休日だけ変わってしまい、平日とは違う状態に身体がおかれているということはないでしょうか。
長く寝て遅く起きた、仕事が休みなので気が緩んでいる、他にもないでしょうか。そうです、「食事」をとっていないのではないでしょうか。
食事は私たちの身体を作る基本的なものです。食事さえしていれば、そうそう身体を壊すこともないはずなのです。ですが、どうしても休日は遅く起きてしまったり、何も食べる気がしない、外に出る気も起きないということになったりしていると、ついつい食習慣が乱れてしまうということもあるものです。私たちはそのようなことを自覚しないことも多々あるのですが、身体は正直ということです。
起きてからなんだか身体がダルい、身体が重い、そして頭が痛い、ボーっとしているということであれば、まずは「食事」をとってみるのはどうでしょうか。食欲がない、まだ寝ていたいという気持ちをとりあえず押し殺して、一日のエネルギーを食事で補給してみましょう。
食事をすると身体のなかの血の巡りが一変します。血液の循環がスムーズになり、頭にもしっかりと栄養が行き渡ることになります。そして、気がつくと頭痛が治っているということが多々あるのです。実は血の巡りが悪かったということなのです。そのような原因での頭痛を「頭痛薬」で治すのは少し違うという気分になるでしょう。そうです。その時に「足りない」ものへのシグナルとしての頭痛だったのかもしれません。